ホーム > 症状と漢方薬 > 不妊症について > 女性に多い漢方的要因（お血） 血は常にスムーズに流れていることで正常な働きをすることができます。お血（おけつ）はストレスや運動不足などで血の流れが悪くなった状態です。食べすぎ・飲みすぎなどで二次的にお血が発生する場合がもあります。継続的な軽い運動や気分転換など大切になりますが、なかなか続けていきにくいようです。 お血は特に閉経後、高血圧や高脂血症など生活習慣病の重大な要因にもなりますので、閉経前から注意が必要です。 お血でよく見られる症状 皮膚がガサガサ・顔や唇の色が暗い・シミやそばかすが多い・同じ場所が痛む（頭痛・肩こり・関節痛）・動悸・不整脈・下肢の静脈瘤など。 月経痛・経血が暗い・塊が多いなど。 お血に使用される生薬 血の流れを良くする薬（活血薬）を使います。 丹参・田七人参・水蛭・紅花・川きゅう・三稜・莪朮・桃仁など。 お血の養生 1. 適度な運動をしましょう 仕事や勉強で同じ姿勢を続けていると、気と血の流れが悪くなってきます。1日1回はウォーキングなど適度な運動をしましょう。 2. 自然と親しみ、ストレスをためない生活をしましょう ストレスをためこむと気の流れが滞って、血流も悪くなります。ストレスを極力ためないようにし、時には自然とふれあいましょう。趣味やストレス発散など、気分転換が大切です。 3. 体を冷やさないようにしましょう 寒さにより血液の循環がさらに悪くなるため、温かく保つ工夫をしましょう。 4. 規則正しい生活をしましょう 甘いものの食べすぎや、脂っこいもの・味の濃いものをはじめとした食事のとりすぎ、飲みすぎをやめ、腹八分を心がけましょう。 食養生 ◎ 合う食べ物 辛味や温熱性の食べ物を加えてみましょう。味は薄味で。 動物性食品： 青魚（いわし・さんま・あじ・さば）・かに。 植物性食品： たまねぎ・にら・らっきょう・にんにく・にんにくの芽・ねぎ・ なす・黒きくらげ・黒豆・桃・さくらんぼ・黒酢など。 × 合わない食べ物 甘いもの・味の濃いもの・脂っこいものはとり過ぎないようにしましょう。 肉の脂身・バター・生クリームなどの動物性脂肪は避けましょう。